成長の可能性が妨げられる
日本の投球指導

頑張っているのに成果が出ない…
その理由とは

私のところには毎日のように、

頑張っているのに球速が上がらない

いろいろ試したら投げ方がわからなくなった

コーチの言う通り投げようと思ってもうまくいかない

といったご相談が寄せられます。

なかには、頑張っているのにどんどんコントロールが悪くなる、球速が落ちる、投げ方がおかしくなるというケースもあります。

そのせいで練習が嫌いになり野球を辞めてしまう、こころに一生消えないしこりや傷を抱えてしまう、そんな選手も実際にみてきました。

力が最大限になる体の使い方を
あなたはまだ知らない

実は同じオーバースローの投手でも、体を縦に使うタイプもいれば、やや横気味に使うタイプもいます。さらには背筋（後ろを使う）タイプ、腹筋（前を使う）タイプなどの違いもあります。

これは、人間の体には個性があり、それによって体の使い方が異なるからです。

例えば大谷翔平投手は体の後ろを使って腕を縦に振るタイプ、ダルビッシュ投手は体の前を使い腕をやや横に振るタイプです。

そのことは映像を解析し、あるポイントを見ればすぐにわかることです。

たとえ指導者でも、これらの特徴を正しく理解していなければ、子供たちに「自分のやり方」しか教えることができません。

ネットで見聞きできるプロの選手の話は、あくまでも「自分のやり方」なのです。

また、投手には「成長の階段（ステップ）」と言うものがあります。

飛び級で大学に進学するような秀才が、子供に勉強を教えるのが上手とは限りません。
投手の指導もそれと同じです。

あなたの可能性が最大化する

投球分析をおこない、わずか1ヶ月ほどで球速が10キロもアップする選手もいます。

1ヶ月で突然筋肉が発達することはありませんので、これは正しく体を使えるようになった結果です。

子供たちの多くは、合わない投げ方を練習していたり、間違った認識を持つことで、本来の力をロスしています。

投球解析で課題を明確にし、正しい認識、体の使い方を身につけることができた選手から次のステージに上がることができます。

これを無視して練習を続けていると、本当はプロに行くような能力のある選手でも、才能が開花しないまま一生を終えてしまう可能性だってあるのです。

昨今では、菅野投手や千賀投手なども投球解析から体の使い方を変えて、飛躍できるようになったのは有名な話です。

投球解析プロジェクトの想い

間違った方法で成長が妨げられる、怪我をしてしまうような現実を変えるが私の使命だと考えています。

私一人の力ではできることに限りがあるかもしれません。

それでもこのような活動を地道に続けていくことで、「体の使い方には個性がある」「本当に必要な体の使い方」ということを少しでも多くの方に知ってもらいたい。

その先には必ず子供たちの可能性を最大限伸ばす健全な育成、明るい未来、そして日本野球界の躍進が待っていると信じています。

ぜひ皆様と一緒にそんな未来を作っていければ幸いです。